[バイユンオンライン] カーテンウォールのドリップ汚染について解説

前回の記事「カーテンウォールの浸透汚染について」では、白暁雲がカーテンウォールの浸透汚染の現象、原因、予防、解決策を紹介しました。

しかし、汚れは浸透だけではありません。もう一つよくある問題として、 雨だれ汚れ（または流出汚染）があります。その詳細を見ていきましょう！

1. 雨だれ汚染はどのようなもの？

建物のシーラントジョイント、棚、または傾斜部分に埃や汚れが蓄積していると想像してください。そして、雨が降ると、その汚れた水がカーテンウォールパネルの表面を流れ落ち、筋を残します。

雨上がりに高い建物を見上げて、壁にあの醜い「涙の跡」や筋を見たことはありませんか？それが雨だれ汚れです。

雨だれ汚染は、シーラントジョイントの上部と下部に発生します。石材カーテンウォールやアルミパネルカーテンウォールだけでなく、ガラスカーテンウォールなどの他のカーテンウォールでも観察できます。この現象は、特に明るい色の石材やアルミパネルカーテンウォールで顕著であり、ファサード全体の美観に大きな影響を与えます。

アルミパネルカーテンウォールの雨だれ汚染

石材カーテンウォールの雨だれ汚染

ガラスカーテンウォールの雨だれ汚染

2. 雨だれ汚染の原因

01 シリコーンシーラント表面への埃や汚れの蓄積：

ジョイントに使用されているシリコーンシーラントは、表面に埃や汚れを引き寄せる性質があります。また、ある程度撥水性があるため、雨ではあまりきれいに洗い流されません。そのため、汚れがジョイントに蓄積します。大雨が降ると、この汚れたスラッジが壁を流れ落ち、あの特徴的な筋を残します。

この原因による雨だれ汚染は、大気質に大きく影響されます。大気質の悪い都市では、カーテンウォールはより頻繁な清掃が必要になります。砂嵐やヘイズなどの深刻な気象現象の後、多くのカーテンウォールは清掃が必要になります。

雨だれ汚染の模式図

02 不適切な建築設計：

一部のカーテンウォールの棚や傾斜面は設計が不十分で、埃がたまりやすくなっています。不十分な排水と相まって、雨水がこの埃を洗い流し、下のカーテンウォールパネルを容易に汚染します。

ポディウムの棚に埃が蓄積し、下のパネルに影響を与える汚染

傾斜面に埃が蓄積し、下のパネルに影響を与える汚染

3、雨だれ汚染の予防と対策

01 定期的な清掃

浸透汚染とは異なり、雨だれ汚染はカーテンウォール表面を清掃することで除去できます。しかし、清掃は時間と労力がかかり、特に高層、超高層、ユニークな形状、または複雑な設計のカーテンウォールではそうです。カーテンウォールパネルの清掃は困難で、費用がかかり、高所作業の安全上の危険を伴います。

雨だれ汚染を清掃した後、カーテンウォールのきれいな外観は一定期間しか維持されず、しばらくすると再び清掃が必要になります。比較的深刻な気象現象が発生した場合、カーテンウォールは頻繁な清掃が必要になる場合があります。

02 カーテンウォール設計の最適化

設計段階では、雨水が埃のたまりやすい棚や傾斜面からカーテンウォールに直接流れ落ちるのを避けるように努める必要があります。適切な排水対策を設計するか、適切な雨よけ機能を組み込んで、カーテンウォールへの雨水の蓄積を最小限に抑える必要があります。

03 シリコーン耐汚染性耐候性シーラントの使用

シリコーン耐汚染性耐候性シーラントは、シリコーンポリマーを主原料としており、シリコーンシーラントの優れた耐老化性を備えています。特別な配合設計により、石材や塗装材料などの多孔質材料への浸透汚染を回避します。また、ガラス、金属、石材で作られたカーテンウォールの水平ジョイント付近の雨だれ汚染を最小限に抑え、現在、雨だれ汚染を防止するために推奨されている製品です。BAIYUN Technologyのこのカテゴリーの現在の製品には、BAIYUN SS818/SS518シリコーン耐汚染性耐候性シーラントが含まれます。

BAIYUN SS818/SS518シリコーン耐汚染性耐候性シーラントは、さまざまなカーテンウォールの防汚耐候性シーリング用に特別に設計されています。石材やアルミパネルやアルミ複合パネルなどの塗装装飾材料などの多孔質材料に浸透汚染を引き起こしません。同時に、耐汚染性耐候性シーラントは、カーテンウォールの雨だれ汚染を最小限に抑え、清掃頻度を減らし、メンテナンスコストを削減します。

SS518シーラントは、Polar Star Product Awardを受賞しました！

発売以来、BAIYUN SS818/SS518シリコーン耐汚染性耐候性シーラントは、ドバイウォーターフロントプロジェクト、フィリピンATGダイヤモンドプロジェクト、フィリピンパークセントラルトワーズプロジェクト、広州白雲国際コンベンションセンターフェーズII改修プロジェクトなど、国内外の多数のプロジェクトで成功裏に適用されています。

フィリピンATGダイヤモンドプロジェクト 広州白雲国際コンベンションセンタープロジェクト

広州白雲国際コンベンションセンタープロジェクト

カーテンウォールの汚染を解決するには、根本から始めましょう：
 シリコーン耐汚染性耐候性シーラント を使用して、浸透の問題を防止します。これに、汚れのトラップを最小限に抑えるスマートな設計を組み合わせます。この二重のアプローチにより、カーテンウォールの雨だれ汚染を最小限に抑え、清掃頻度を減らし、メンテナンスコストを削減できます。

BAIYUNは、継続的な技術革新、広範な応用、業界関係者の共同努力を通じて、カーテンウォール業界をより環境に優しく、より持続可能な開発の道へと導くことができると確信しています。

私たちの都市のすべてのファサードを守り、都市景観に不可欠なものにし、より良い生活環境の構築に貢献しましょう。